『飛び込み営業』と聞いて、あなたはどんなイメージがありますか?
- 門前払いにあう
- メンタル削られる
- 過剰なノルマ
はっきり言って、きついイメージしかないんじゃないでしょうか。
企業にとって、利益を上げるために営業活動は必要不可欠です。
自社製品を売っていくためには、顧客に営業をかけてその魅力をアピールしていかないといけない。
しかしそのやり方は時代の流れと共に、いろいろ形を変えていっています。
- テレアポ
- ポスティング
- メルマガ
- FAX広告
- DM
今ではWEBを使った集客を行っているところも多いと思います。
もはや飛び込み営業は完全時代遅れ。いきなり先方を訪れるこのやり方は、相手から嫌われる営業スタイルNo.1です。
しかしこの飛び込み営業を続けている企業は少なくない。ウチの会社も未だにアポなし訪問を続けている。
はっきり言ってね。飛び込み営業をさせる会社なんてブラック企業ですよ。
相手の都合は考えない。社員の負担もお構いなし。利益の為なら他人はどうなってもいいと考えているクソ会社です。
飛び込み営業は非効率過ぎ!社員を疲弊させて訪問先にも迷惑をかける
飛び込み営業も全く意味がないわけではない。少なからず売上があがることもあるかもしれない。
でもね。全然、割に合ってないんですよ。労力に対して得られる利益が少なすぎるんです。
商品に興味がない人に無理やり営業をかけるわけですからね。門前払いは当たり前。話しすらロクに聞いてもらえません。
飛び込みで結果を出すなら、とにかく件数をこなすしかないです。軒並み回っていって、運良く契約してくれる人を見つけるしかない。
これってめちゃくちゃ効率悪いです。完全に運任せですからね。レア客一人を見つけるために、その他の多くの時間を無駄にすることになる。
どれだけ一生懸命まわっても、一人も見つからないときも全然ある。骨折り損のくたびれもうけとは正にこのこと。本当に生産性が低いんです。
実際、会社にアポなしで訪問されたらめちゃくちゃ迷惑でしょ?
逆の立場で考えてみたら分りそうなもんなんですけどね。飛び込み営業はめちゃくちゃ効率悪いって。
実際にアポなしで営業マンがいきなり会社に訪問してきたらどうですか?
こっちはクソ忙しいのに、それを無視して「ちょっとお時間いいですか?」なんて言ってきたらどう思います?しかもまったく興味のない商材ですよ。
正直、迷惑以外のなにものでもない。「サッサと帰れよ」としか思わない。
話を聞くどころか怒りしか湧いてこないですよ。「そこを何とか…」と粘られた日には殺意すら覚える。
相手の都合を考えずに一方的に時間を奪うんですから、そりゃ嫌がられないわけがないです。仮に有益な話だったとしてもアポなしで訪問された時点で嫌悪感MAXです。
それだけ迷惑がられてる行為を平然とさせるわけですからね。飛び込み営業をしている会社は頭が悪いとしか思えない。
今どき必要な物はネットで調べる。口先でごまかせる時代は終わった
ネットが普及してない時代では、飛び込み営業も一定の効果はありました。
昔は情報に触れる場所は本やテレビぐらいでしたからね。今と比べて知識を得ることに対してのハードルがすごく高かった。
言ってみれば消費者が無知だったんです。だから営業マンは口が上手いだけで契約が取れてたんですよ。それっぽい知識をひけらかすだけで相手を言いくるめることができた。
「これだけの効果があって、これだけの集客が望めて~」と言われても、消費者側はそれが正しいかどうかなんて判断できませんからね。自分の知らないことをバーッと説明されて、それを信じてしまう人も多かったでしょう。
しかし今どき、営業マンの言うことを真に受けて簡単に契約してくれる人なんていません。
ネットが普及したことで、消費者が「何が有益で、何が必要なのか」を自分で調べられるようになったからです。
専門的なことを調べるのもかなり簡単になった。下手をすれば営業マンより消費者の方が詳しいことすらある。
消費者が賢くなった今では、行き当たりばったりの飛び込み営業なんて通用しないんですよ。そんなことに時間をかける暇があったら、他のアプローチ方法を考えた方が絶対にいい。
アポなしで訪問しても印象が悪くなるだけで契約なんて取れない
営業をかけられる側からすると、アポなしでいきなり訪問してきた人間の話を聞くメリットなんて全然ありません。
- 唐突に営業に来られても相手をする暇がない
- 知りたい情報や必要なことはネットで調べられる
本当にデメリットしかないわけです。来られた時点ですごく迷惑なのに、そこからさらに時間を割くようなことをすればブチギレ必至。飛び込み営業は相手の印象を悪くするだけです。
「あら~、ちょうどそのような商品が欲しかったの~」なんてことは、まずあり得ません。頑張れば頑張るほど相手からは嫌われていくシステム。それが飛び込み営業です。
そんな非効率な営業方法を社員に強いる会社は頭が悪いとしか言いようがないです。無駄な労力を使わせているだけ。
でも会社からしたら、社員がどれだけ苦労してようが関係ないんですよね。
どうせ安月給しか払うつもりがないんですから。同じ給料を払うにしても、できるだけ使い倒そうとするのが奴らの考え。「1円でも売上があがるなら外回りしてこいよ」てなもん。
だから飛び込み営業をやらせるような会社はブラック企業だと言うんです。
「どうせ払う給料は一緒だし」という考えで、非効率でしかないアポなし訪問を社員に押し付ける会社なんてロクなもんじゃない。
飛び込み営業させる会社って、結局はそれしかできないんだよね
いくらブラック企業と言えども、利益が出ないよりかは出る方がいいに決まってる。
そしたらなぜ奴らは売上があがりにくい悪い飛び込み営業をわざわざ続けようとするのか?
その理由は”それ以外のやり方ができない”からです。
要は無能なんですよ。飛び込み以外の営業方法で売上をあげるスキルがないんです。
まともな会社だったら、今どき飛び込みなんて方法に頼ろうとはしません。ターゲットを選定して、効果的なアプローチをかけ、もっと効率よく営業をかけようとするはずです。
しかしブラック企業はそれをする能力がない。考えようともしない。
だから無駄が多いやり方を、あえて今でも続けているわけなんです。
昔ながらのやり方に固執して何も変えようとしない
飛び込み営業が有効な時代は確かにあった。
そこまで情報にあふれていなかった時代、とりあえず走り回るだけで契約が取れていた時期がありました。
結局、そこで勘違いしちゃったんですよね。
大したスキルやノウハウもないのに利益が出ちゃったものだから「やる気があれば俺たちも稼げるぞ」と変に自信を持っちゃったんですよ。
しかし気軽に検索で調べ物がきるようになった今では「良いものは良い、悪いものは悪い」と消費者が判断できる時代です。やる気だけではどうしようにもありません。お客様の要望にしっかりと応えられる営業マンしか通用しなくなりました。
飛び込み営業を続ける会社というのは、その時代の流れに対応できてない会社なんですね。
なまじっか稼げた経験があるものだから、昔のやり方を捨てきれず固執する。まあ思考停止状態なんですよ。
売れない原因を考え、効果的な改善策を練らないければいけないところを「売れないのはやる気が足りないからだ!」の一辺倒。
それじゃあ落ちぶれていくだけです。経営が傾くのも目に見えてる。
努力・根性で押し切ろうとしてブラック企業化する
思考停止状態の会社は、とにかくやる気だけで乗り切ろうとする。具体的な対策も考えずに「もっとやる気出せよ!」としか言わない。
「商品価値を見直そう」
「アプローチの方法を変えよう」
「顧客のニーズを探ろう」
そんなことは一切考えない。出てくる言葉は「努力」と「根性」だけ。頑張って体を動かせば結果が出ると考えている。
その行き突く先が『長時間労働』と『休日出勤』ですよ。「売れるまで帰ってくるな」「売れるまで休むな」的なノリです。
頭を使わず、体力でカバーしようとするから必然的に労働時間は長くなる。そしてどんどんブラック企業かが進んでいくわけです。
アポなし訪問・飛び込み営業しか能がないブラック企業には見切りを付けろ
飛び込み営業のデメリットばかりあげてきましたが、完全に要らないかといえばそうでもない。
強いてそのメリットをあげるなら「取りこぼし客を拾うことができる」という点です。
ネットを使わない層、アクティブに情報を収集しない層に対しては確かに有効になるときもある。
このように、ターゲットに合わせてあえて飛び込み営業を行っているんならいいんですけどね。
でも、ただ何の考えもなく、とりあえず飛び込み営業しかしない会社は危険です。
ただのブラック企業でしかないので、早めに離れた方がいいでしょう。
労働環境は改善されることもなく、ひどくなる一方。まさに地獄です。サッサと見切りをつけた方がいい。
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