ブラック企業の特徴と言えば『休日出勤』です。
ただでさえ少ない休日。
そこへ急に仕事が入ったりするわけです。
人件費、ケチってんじゃねーよ!
今の人数じゃ仕事が回らね―んだよ!
そんな不満を持っている人は多いでしょうね。
僕が働いている会社も当たり前のように休日出勤がありまして、休みは月に2~3日あればいい方です。
場合によっては一日もないことすらある。
さて、休日出勤を強制して社員を奴隷のように扱うブラック企業ですが、休みの日にまで出勤させる理由はひとえに『お金』です。
- 長く働かせて少しでも利益につなげたい
- 人件費削減のため社員の負担が増える
これらの理由によって、休日に出勤しないといけない状況ができるわけです。
けどね、うちの会社が休日出勤をさせる理由は一味違います。
確かにお金も理由の一つですが、それよりも恐ろしい『闇』が隠されているんです。
社員を休日出勤させるのは外部との関係を断たせるため
社員にとって休みが無くなることの弊害ってなんだと思いますか?
- 体が休まらない
- 遊ぶ暇がない
- 掃除・洗濯ができない
疲れがたまったり、身の回りのことができなくなることだと思っていませんか?
そうじゃありません。
我ら社畜にとって休日出勤の一番の弊害は『社会とのつながりがなくなること』なんです。
ブラック企業に勤めていると、帰宅は毎日夜中になります。
家に帰ったら後は寝るだけ。プライベートの時間はありません。
休日は、自分の時間が持てる唯一の瞬間なんですよ。
それが無くなったらどうです?
まさに「寝てるか仕事してるかだけ」の生活になります。
自分を取り巻く環境が会社だけになるわけです。
外部とのつながりを断たせた方が社員を洗脳しやすい
仕事だけの毎日を過ごしていると、徐々に世間離れしてきます。
ニュースを見ることもなくなるし、世の中の流行りなんかも分らなくなります。
旬の芸能人なんて誰ひとり分らなくなりますよ。
本当に世の中から取り残されていくんです。
そしてブラック企業の狙いはココ!
休日出勤をさせるのは、社員を世間知らずにするためなんですね。
で、なぜ社員を世間知らずにするかというと、その方が『洗脳しやすくなるから』です。
ブラック企業は社員を奴隷化するために『洗脳』という手を使います。
あの手この手で社員を洗脳して
「この会社は素晴らしい」
「この会社で頑張ろう」
と思い込ませるわけです。
洗脳するためには、考え方が一方的で、視野が狭い人の方がやりやすい。
要は社員がアホな方が、会社にとって都合がいいんですよ。
世間の知識や価値観に触れられると、自分の環境に疑問を持ち出すかも知れません。
だから社員の時間を奪って、社会から取り残させるわけです。
外部の人間との接触が洗脳が解けるきっかけになる
自分を取り巻く環境が職場だけになると、その考え方はますます画一的になります。
なんせ影響されるものが会社しかないんですからね。
さらにブラック企業に染まっていくというわけです。
しかし、それを壊してくれるきっかけが一つあります。
それは、友人・家族などの外部との接触です。
ブラック企業に洗脳されている人間の言動は明らかに異様です。
自分を犠牲にしてまで会社につくすその姿は、第三者から見ると違和感しかありません。
すると「お前の会社って、ちょっとおかしくない?」となるわけです。
このことから、ブラック企業は社員が外部の人間と接することを嫌います。
せっかくの洗脳が解けてしまうかもしれないから。
だから休みを与えず、人と合う機会をなくそうとするんです。
日頃から他人に影響されないように、社員への指導も徹底しています。
「友達というのは基本的に意識が低い。友達と付き合ってたらレベルが下がる」
こんなことを普段から言い続けてるわけです。
本当にイカれてるでしょ。
お盆や正月なんかの長期休暇の際には「実家に帰るな」というトンデモ指示が出ることもありますからね。
マジでカオスです。
ブラック企業の休日出勤問題は闇が深い
『洗脳しやすいように社員の時間を奪う』
これがうちの会社が社員に休日出勤を強いる理由です。
そもそも、うちの会社には”休日”という概念すらないんですけどね。
基本的に社員は「休みなんて無いもの」として働いています。
信じられます?
月のスケジュールに休みが組み込まれてないんですよ。
じゃあいつ休みになるのかというと、完全に社長の思い付きです。
「明日、休みにでもするか~」という完全な思い付きでポンと休みになったりする。
これが月に2~3日ぐらいあるわけです。
それが僕たちの唯一の休み。
急に決まるので予定も立てられない。
本当に社員を奴隷としか思ってないクソ会社ですよ。
辞められるものならとっくに辞めてる
アピール出社というものがある
ここまでの話でもかなり驚きだと思いますが、更に驚きなのが、うちの会社にはその数少ない休みにも会社出てくる『アピール出社』という習慣があることです。
何のアピールかというと、社長に対して「仕事頑張ってますよ」とアピールするための出社です。
うちの会社の社員は、普段から社長のイカれた根性論を叩きこまれています。
「契約取れないなら徹夜してでも考えろ!」
「仕事が終わらないなら終わるまで帰るな!」
このような狂ったことを言う社長ですから、休みの日に休んだら、後から何を言われるか分りません。
なので、ゴチャゴチャ言われるのが面倒くさいので、その布石として休みの日でもとりあえず出社するわけです。
「休みの日をつぶしてまで頑張ってますよー」というのをアピールするために。
このアピール出社は本当にアピールの為なので、会社で何かするということもありません。
適当に時間をつぶして、適当に帰る。
要は「休みの日に会社に来ましたよ」というアリバイさえ作れればいいわけです。
こんな習慣が横行しているうちの会社の休日出勤事情は本当に闇深いです。
仕事を急がなくなる
休日出勤の闇深さはアピール出勤だけではありません。
平日の仕事内容にも現れます。
うちの会社の仕事の効率は、正直言ってかなり悪いです。
というのも、結局、休みの日も会社に出ないといけないので、それを見積もって仕事を勧めるからです。
平日で終わる仕事も終わらせようとはしません。
早く終われば、その分、仕事を増やされますからね。
給料が増えるわけでもないし、あえて手を抜いて日曜日にちょうど終わるように調整するんです。
これも我が社の闇深いところですね。
社員に無理をさせ過ぎているので、他のところでまた別の歪みが生じています。
本当にうちの会社は終わってますね。
先が見えてるので、早々に辞める準備をせねば。
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