中小企業や零細企業などの小さい会社で働いていると、会社の経費を使いすぎる社長をよく見かけます。
- 会社のお金は自分のお金
- どのように使おうと自分の自由
- 私生活のお金も経費で落とす
このように会社を私物化している社長とよく会う。
あなたの会社は大丈夫?
社長がお金を無駄遣いしてません?
もし、社長の金遣いが荒かったり、会社のお金を私物化しているようだったら、その会社からは早く逃げた方がいいです。
そのうち経営が傾いて、そのうちブラック企業化することが確実だからです。
社長の経費の使いすぎは何を言っても治らない
社員数が少ない中小企業などでは、会社を私物化するワンマン社長が本当に多い。そのような会社で働いている人の中には、社長の経費の使いすぎに不満を持っている人も多いと思う。
自分たちが汗水垂らして稼いだお金を、湯水のように使われてはさすがにいい気分はしません。どうにかしてお金の無駄遣いをやめさせたいと思うのが人情というもの。
でもそれは諦めた方がいいです。
金遣いの荒い社長に共通して言えることですが、そういう人たちの浪費癖は治りません。
僕の周りにも経費を使い込む社長が何人かいましたけど、彼らはどれだけお金を失っても、そのおかしな金銭感覚が改善されることはありませんでした。
みんな無一文になるまでお金を使い続けていました。
中小企業・零細企業のワンマン社長なんてそんなもんです
会社の社長というものは、一般人と比べてどこか欠落している人が多いです。
先代から受け継いだのではなく、自分で起業したような人だったら尚更その傾向が強い。
人を集めてそのトップに立ち、自分の思い通りに動かそうなんて、普通の人にはない感覚ですからね。どこか傲慢で横柄な人が多いんです。
そういった自分の好き勝手やりたくて会社を興した人が、社員に注意されたからと言って素直に言うことを聞くでしょうか?
ほとんどの社長が耳を貸さないとと思います。態度を改めるところか「俺のやり方が気に入らないのなら辞めろ」と言い返してくる可能性の方が高いでしょう。
むしろ「思いっきり私物化してやろう」ぐらいに思ってますよ。そもそも自分の欲を満たすために会社を作っているわけですからね。
中小企業・零細企業のワンマン社長なんて、どこもそんな感じです。誰に何を言われようと経費の使いすぎをやめるわけがない。
これが規模が大きい会社だったら話は別ですけどね。監視の目も増えてくるので私物化が許されない環境が整ってるかもしれない。
でも歯向かう者がいない小さな会社だったら、社長はしたい放題です。まず改善されることは諦めた方がいいでしょう。
それにワンマン社長って人間性も最悪なことが多い。変に意見を言えば嫌がらせを受けるかもしれません。パワハラとはいかなくても、働きにくくなる可能性は大です。
だったら何も言わずに働いて、大人しく給料だけはもらっておきましょう。そして水面下で辞める準備をしていた方がいいんです。
節税なんて言葉にダマされてはいけません
経費を無駄遣いする経営者の中には「お金を残しておいても税金で取られるだけだから使った方がいいんだ」と言う人もいるでしょう。
実際、ウチの社長もそうです。税金対策だといって高価な時計やブランド品の財布を経費で買っています。
節税だと言われると「そうかな」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、ダマされちゃだめですよ。
税金を節約するだけだったら、別に私物を買う必要はありません。人件費に割いてもいいわけです。
だってお金が余ってるから節税しようとしてるわけでしょ?だったら社員に還元すればいい話です。
でも金遣いの荒い社長というのは私利私欲におぼれているので、給料やボーナスには反映させようとはしません。あくまで”自分の為”に使います。
経費の使いすぎなのを、色々理屈をこねて言い訳してくるかもしれませんが、そんなものは建前です。結局は自分の欲を満たしたいだけ。それが経営だなんて思ってはいけません。
ウチの会社も社長の金遣いが荒いので困っている
「会社の経費を使いすぎる社長からは逃げた方がいい」と思うのは、実際にウチの社長がそうだからです。
会社のお金を自分の欲を満たすためだけに使い、社員を顧みないバカ社長だから、ハッキリとそう言えるわけです。
ウチの社長がどれだけの金の亡者か、その実例の一部を紹介しましょう。
キャバクラを経費で落とす
これは金遣いの荒い社長の特徴としては定番でしょうね。
ウチの社長は飲み屋が大好きで、夜な夜な繁華街に出歩いてはキャバクラで飲んでます。2軒、3軒のハシゴは当たり前。一日で一人10万円以上使うことも珍しくありません。
そして飲み代は当然のように交際費で落とす。キャバ嬢とのアフターも、帰りのタクシー代も全部経費です。
もうキャバクラ中毒と言っていいぐらいじゃないですかね。会社の利益の大半を飲み代で溶かしています。
社員が稼いだお金が飲み代に消えていくのも腹立たしいですが、更にムカつくのがキャバ嬢へのチップやプレゼント代まで会社のお金から出ているということ。
僕たちの頑張りが、クソつまらない女のために支払われていると思うと、マジで働く気が失せますよ。
家族を役員にする
人件費をかさ増しするために、家族を役員にするのは税金対策としてよく使われる手ですね。
嫁や親を会社の従業員として働かせているように見せかけ、その給料分だけ利益が抑えられるという節税方法です。
しかし役員にすると言っても、名ばかり役員で一切仕事をすることはありません。会社に出てきたことも一度もないです。本当に”会社のお金を家族に渡すだけ”というバカバカしい行為です。
会社に思った以上の利益が出て、本当に節税が必要だというのならそれも分るんですけどね。
でもそうでなく、会社はカツカツで社員は安月給で苦しんでいるんです。それなのに余計なお金を身内に回すなんて意味が分からない。公私混同も甚だしいです。
自家用車(ベンツ)も経費で落とす
会社が儲かっているわけでもないのに、無駄に高級車を乗り回すウチの社長。
自家用車のベンツも会社の経費で買っています。保険や維持費といった諸経費も会社のお金から出している。
それだけでもひどい話ですが、更にひどいのが嫁や親が乗っている車も会社のお金で買ってるんですよ。
もう一度言いますが”会社が儲かってるわけじゃないのに”身内が乗る車まで会社の経費で買ってるんです。
その一方で、営業車が故障したときの修理費は運転していた社員の自己負担です。電球の交換一つさえ自腹で払うハメになる。
お金の使いどころが明らかに間違ってますよ。バカ家族に車を買い与えるぐらいなら、営業車の修理代ぐらい出してくれ。
身内にはホイホイ出すくせに、肝心の仕事にかかるお金はケチるなんて経営者としておかしいだろ。
生活用品もモチロン経費
飲み代を会社のお金で払い、車も会社のお金で買う。社長の無駄遣いはとどまるところを知りません。
タオルやティッシュ、トイレットペーパーなどの生活用品も経費で落とします。
会社の備品として扱えそうなものは、何でも経費で落とす。外食にかかった食事代なども「社員への福利厚生費」として計上します。
社員はボールペン1本ですら自腹で買ってるのに、私用で使う物を経費でガンガン購入する。
そんな社長を見ていると「会社の物は大事に使え!」「経費を削減しろ!」という説教が白々しく思えます。
社員の車・家賃などを会社名義に
社長の経費の使いすぎはとても納得いきませんが、とは言え、バカでも一応は社長なので、自分の会社のお金を自由に使うことは仕方ないことだとも思う。全然納得してないけどね。
意味が分からないのは、社員のプライベートで使用している車や借りているマンションを会社名義にして、その費用を会社の経費に計上していることです。
社員の車両費や家賃を肩代わりしてくれているとか、そんな良い話じゃないですよ。そのお金はきっちり後から回収されます。
要はロンダリングみたいなもんです。法人名義にすることで会社からお金を出して、会社が立て替えた分は社員から集金する。そして集金したお金は社長のポケットマネーです。
節税するといってもそこまでするか?吸い取れるところからは吸い尽くすというマジで金の亡者ですよ。
社長の無駄遣いが多いと会社はその後どうなる?
金銭的に余裕がある会社に勤めている人は「少しぐらい社長の無駄遣いがあってもいいか」なんて思う人もいるかもしれない。
でも今はまだ大丈夫かもしれませんが、金遣いが荒い社長が経営する会社なんて後々、落ちぶれていくことは確実です。
「会社自体は儲かってるから」と楽観視せずに、今からでも将来に備えて準備を開始した方がいい。
社員のモチベーションが下がり売上が落ちる
いくら儲かっているとは言え、自分たちが働いて稼いだお金が社長の私利私欲に使われてると知ったら、社員はどう感じると思いますか?
従業員にもその見返りがあるならまだいいです。給料やボーナスアップなど、自分にもメリットがあるんだったら働く価値はあります。
でも給料は上がらないし、その横で社長は贅沢してるしでは、社員のモチベーションは下がるだけです。誰も社長の欲を満たすために頑張ろうとは思わないですからね。
社員がやる気を失えば、必然的に売上は落ちます。経費を無駄遣いする社長が経営する会社では、その無駄遣いが引き金となって経営が悪化していくんです。
経費の使いすぎをやめないので経営はさらに悪化
自分の思うようにしてきたワンマン社長は、会社の経営が悪化したからと言って無駄遣いをやめません。この手の人間は自分の欲を抑えることができないので、相変わらず経費を使い続けるでしょう。
そのしわ寄せを受けるのは社員です。備品代など仕事に必要なお金はどんどん削られていき、自腹を強要されることも多くなる。
すると社員のやる気は増々失われていきますよね。そして更に売上は下がっていき、下がった分だけ現場にかかる費用も削られていくという悪循環にハマります。
こうして会社の経営は一気に悪化していく。改善される見込みはなく、倒産するまで社長の無駄遣いは続けられます。
人件費を払わないブラック企業へと変貌する
売上は上がらない。削れる経費もない。
そうなってくると、最終的に行われるのが給料の未払いです。減額や遅延などから始まり、そして最後には給料自体がもらえなくなる。
社長は何が何でも自分の取り分だけは確保しようとするだろうから、削られるとしたら社員の給料からです。
会社の経営が苦しくなると、安月給で働かされる上に、厳しいノルマや長時間労働が課せられる。そして行き着く先がタダ働きです。
給料がもらえなくなったら、それこそ身動き取れなくなりますよ。そうなる前にどうにかして逃げ出さないといけない。
経費を使いすぎる社長からは給料がもらえるうちに逃げた方がいい
私利私欲におぼれている社長が、まともな会社の運営ができるとは思えません。今はたまたま上手く行っているとしても、この先、経営が傾くときが必ずやってきます。
そうなっても相変わらず経費を使い込む社長を見て従業員はどう思うか?
社員から不満を持たれては、会社の経営は一気に傾いていきます。やがては給料が支払われなくなるでしょう。
転職するにも、住む場所を変えるにも、環境を変えるためにはまとまったお金が必要です。
給料が支払われなくなったら、本当に何もできなくなりますよ。
だからまだ給料がもらえているうちから行動を始めた方がいい。
一緒に心中する前に、経費を使いすぎる社長からはサッサと逃げましょう。
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