働き方改革法が実施されてもブラック企業は絶対になくならない

働き方改革法 ブラック企業

ブラック企業で働いている皆さま!

平成31年4月1日から働き方改革法が順次実施されるようですよ!

  • 残業時間の上限規制
  • 有給取得の義務化
  • 勤務間インターバル制度の導入

などなど、労働環境を改善させるための法令がとり行われるんです。

 

これで残業もなくなり、休みも増え、プライベートの時間も取れるようになりますね。

良かった。良かった。ようやく社畜から抜け出して人間らしい生活ができる!

 

 

 

と、なるわけないよねー。

 

 

世間では法令の実施により働き方が変わると言われていますが、ウチの会社には何の影響もないと思います。

今まで通り、何事も無かったかのように劣悪な労働環境が続いていくでしょうね。

 

働き方改革法のおかげで職場が改善されるのは、ある程度規模が大きな会社だけですよ。

社員数が多くて世間体を気にする必要がある企業が取入れるだけ。

ウチみたいな従業員20人ぐらいの小さい会社には微塵の影響もないです。

スポンサーリンク

そもそもブラック企業は法律を何とも思ってない

だいたい法律が変わったから何なの?って話。

もともと労働に関しては労働基準法というものがあるんだよ?

それすら守る気が無い会社が、今さら働き方改革法だと言ったところで変わるわけがない。

労働基準法もガン無視するような会社には関係ない

ウチの会社の労働基準法なんて何一つ守っていません。違反している点をあげればキリが無い。

  • 法定労働時間が守られていない。朝8時から夜12時までの労働がデフォで”定時”という概念がない。
  • 月間の休みが1~2日しかない。有給もとったことがない。「有給」という言葉を会社で聞いたことすらない。
  • 社長の気分で罰金を払わされることがある。食事のお礼が無かったというだけで給料を引かれることもある。
  • パワハラ・モラハラは日常茶飯事。毎日のように罵声が飛び交い、鉄拳制裁も普通にある。

このような違法行為が日常的に行われているわけですよ。

 

社長の考えが「いかに従業員から効率的に搾取するか」だから、労基法がどのようなものか知ろうしたことすらないんじゃないかな。

社員の労働環境なんかに全然気にしない人だから、そもそも働き方改革関連法案のことを知らないと思う。

法案そのものを知らないんだから、実施する・しない以前の問題ですよね。

 

まあこんな社長なので、仮に知っていたとしても守るわけがない。

それだったら労基法も無視するようなことしませんよ。

よってウチの会社には働き方改革法の影響なんて何一つないと思われます。

ワンマン社長が「働き方を改革せよ」と言われても聞くわけがない

ウチって少人数の会社だから、正直、社長のやりたい放題なんですよね。

すべてが社長の都合で動く、まさに無法地帯なんですよ。

 

規模の大きな企業だと力関係も分散されて、特定の人が会社の権力のすべてを握るなんてことないんでしょうけど、ウチの会社は社長の独裁政治なんです。

 

社長の意見に反対する人間は誰もおらず、社員は歯向かうことが出来ません。『歯向かう=クビ』ですから。

法律がどうであれ、結局は社長の言うことを聞かざるを得ないんですよね。

その社長が従業員の環境を変える気が全くないんだから、そりゃ変わるわけがない。

 

そもそも自分の思い通りにしたいがために会社を経営しているようなもんですからね。

大事なのは法律よりも自分の欲。

働き方改革法なんて自分の欲求を満たすことに比べたらどうでもいいことなんですよ。

従業員よりも会社の立場が圧倒的に強いブラック企業では改善なんて望めない

人は生活するためには、収入を得るために働かないといけません。

その収入源である会社からの給料が途絶えてしまうと生活は一気に苦しくなる。

だからみんな多少の不満があっても仕事を辞めずに働き続けるわけです。

 

ブラック企業の従業員だってそうです。

「そんな会社なんて辞めればいいじゃん」と言われますが、このようなクソ会社でも生活のためには働き続けるしかない。

『お金』という生命線を握られている以上、理不尽でも会社の言いなりになるしかないんですね。

指示に従わないと立場が悪くなる

社長が好き勝手やっている会社では、社員が何を言おうと無意味です。

まったく聞く耳を持たないし、意見を言えば目を付けられて立場が悪くなるだけ。リスクしかないわけです。

 

これからも働き続けることを考えると、下手に歯向かおうとせず言うことを聞いてた方が楽。

理不尽な思いをさせられることもありますが、働きにくくなるぐらいだったら我慢してた方がいいですからね。

 

社員は立場が悪くなることを恐れて社長に歯向かおうとはしません。

”社長が法律”であるブラック企業ではこのような空気が蔓延しています。

まさに治外法権。社長の傲慢さの前には労基法も働き方改革法も意味を持たないんです。

社員の事なかれ主義がブラック企業を増長させる

さんざん社長への不満をいってきましたが、会社が変わらない原因が社員にあることも事実。

結局は、従業員が言うことを大人しく聞いてばかりいるから、会社がつけあがるんですよ。

 

ブラック企業も働く人間がいないことには成り立たないわけですから、最終的には会社側も従業員の意見を無視できなくなるはず。

それを面倒事がイヤだからって何もしないから何も変わらないんです。

 

とか言いながら、僕も何もしない人間の中の一人なんですけどね。

それができれば問題ないんですが、やっぱり会社にたてつくのはかなりのパワーが必要ですし、現実的に難しい。

 

となると残されている手は転職するしかないですね。

会社が変わらないなら、働く場所そのものを変えてしまう。

これが現実的な方法だと思います。

 

働き方改革法には何も期待できません。これからもブラック企業の悪行は続いていきます。

コメント