最近、夫婦喧嘩してますか?
僕の家ではというと、嫁の口が悪いので夫婦喧嘩がしょっちゅう勃発しています。ケンカしては仲直りして、またケンカしては仲直りする。
そんな夫婦生活を続けていて、ふと思うんですよね。
夫婦にとって一番必要なことは何だろう?
嫁との仲は良いに越したことありません。無駄なケンカはしたくないし、仲が悪ければ家の居心地も悪くなる。
でも夫婦生活も長くなると、なにかとイザコザが増えてくるんですよね。新婚のときは許せていた嫁のワガママも、ずっと一緒にいれば我慢もできなくなってきます。ちょっとしたことでもケンカに発展してしまう。
そんな状況なので、やっぱり考えるんですよね。
- 夫婦生活を円滑にするコツって何だろうか?
- 嫁との関係がうまくいくために必要なことって何?
まあ僕の場合は転職するのが一番早いんでしょうけどね。
ブラック企業で働いているので、仕事を優先して家族をないがしろにしてしまうことが多々ある。そのおかげで嫁とよく衝突してしまう。
しかし残念ながら、資格やスキルの持たない40歳近くの僕が再就職先を見つけるのは簡単ではない。今の現状の中でうまくいく方法を模索しないといけないわけです。
夫婦生活がうまくいくために必要なことを調べてみると『夫婦の会話を増やすこと』とか『価値観を共有すること』なんてことが書いてある。
言わば似た者同士になれっていうわけですよ。会話をして相手の考えを理解し、それに同調、肯定する。
でもそれってちょっと違うなーと思うんですよね。赤の他人の同士がまったく同じ価値観を持てるわけがないし、考えの違う二人が会話を増やせばケンカの一つや二つ起こります。違う価値観、似てない者同士でも、うまくやっていくのが夫婦だと思う。
そう考えると夫婦にとって一番大切なことって、夫婦に問題が起こってもそれを早く片付けることのできる『解決力』なんじゃないでしょうか。
価値観や相性よりも大事なのは、起きてしまったトラブルを二人で乗り越えていくことだと思うんです。
赤の他人である夫婦がうまくいくなんてことはめったにない
最初から馬が合う人と結婚できればそれにこしたことはありません。
「夫婦がうまくいくのに必要なことは問題の解決力だ」と言いましたが、問題そのものが起きなければわざわざ解決もしなくていい。
でも赤の他人が一緒に住むわけだから、どれだけ相性が良い相手でも衝突が起きることはある。たとえ似た者夫婦でもぶつかり合うことはあるんです。
となると、相性がいいからといって夫婦生活をずっと続けられるというわけではない。ちょっとしたことがきっかけで別れてしまうこともある。
どれだけ夫婦の仲が良くてもケンカするときはケンカする
あなたも友達とケンカしたことがあるでしょう?
親友とも言える相手でも、ひょんなことから言い合いになったことないですか?
やっぱり人間、どれだけ仲が良くてもケンカするんですよ。たまにしか会わない友達ですらそうなんですから、毎日顔を合わす相手だったら尚更です。
価値観が一緒でも、相性が良くても、一切ケンカがないなんてことはありません。どんな夫婦だろうと衝突が起きないことはありえない。
では衝突が避けられないのであれば、大事になってくるのは仲直りの仕方です。二人の関係性をどのようにしてリカバリーするか。
ここがうまくいかない夫婦は、一回のケンカで破局にまで発展しかねません。折り合いをつけることができずズルズルと関係が悪化していって、離婚という道を選んでしまうこともある。
しかし問題をうまく解決できる夫婦は、どれだけケンカしてもすぐに元通りに戻れます。最悪の結果を選択せずに済む。
「ケンカするほど仲がいい」という言葉がありますが、僕が理想だと思うのはそういう関係性なんですよね。
あの言葉の意味は「仲が良いもの同士は本音を言い合えるからよくケンカをする」と捉えられがちですが、本質はそうじゃなないと思う。
険悪な関係になっても引き続き友達でいられるこそ、遠慮なくケンカもできる。ケンカをしても、すぐ仲直りできる間柄であるというのが、あの言葉の本質じゃないでしょうか。
衝突しなくていいのならそっちの方がいんだけど、例えぶつかり合ってもすぐに元通りになれる間柄。それこそ夫婦円満のコツだと思う。
いくら相性が良くても、夫婦間の問題が解決できなければ行きつく先は離婚です。だからこそ夫婦に必要なものは『問題の解決力』だと思うんです。
小手先のテクニックは何の問題解決にもならない
夫婦円満のコツとして、世間でよく言われているのが
- 相手の意思を尊重する
- 同じ趣味を持つ
- お互い干渉しすぎない
- 感謝の気持ちを忘れない
- 思いやりの心を持つ
などなど、本やネットなどではこれらのことが夫婦仲を続けるコツとして書かれている。
これも間違いとは言いませんが、夫婦生活を存続させるにはちょっと足らないと思うんですよ。
確かに『仲がいい夫婦』ということのみに目的をおくなら、それも良い手段だと思います。趣味が一緒の方が楽しい時間を共有できるし、お互いがお互いを思いやることができれば家庭の居心地もよくなるでしょう。
しかし夫婦に起こる問題って二人の関係性だけが原因じゃないんですよね。
僕が直面しているブラック企業の労働だって、夫婦に起こっている大きな問題です。長時間労働によって家族との時間が持てず、嫁に不満を持たせてしまっています。
これって「同じ趣味を持つこと」で解決できますか?
感謝の気持ちだけで解決できますか?
できないですよね。根本的な問題が夫婦の関係性以外のところにあるからです。
そう考えると、世間でよく言われている小手先のテクニックは、いざトラブルが起きたときは何の役にも立たないんですよ。何一つ問題を解決してくれない。
一番に必要なことは夫婦間の衝突をどのように解決していくか
て考えると、やっぱり大事になってくるのは『問題の解決力』なんですよね。
夫婦にどんなトラブルが起きようが、話し合い、意見のすり合わせによって解決していく。これが夫婦生活を長く続けていくコツだと思うんです。
あらかじめ夫婦で話し合う日を決めておくことでトラブルの原因を潰す
しかし実際に「解決力を身に付けようぜ」と言われても一朝一夕ではできません。話し合うことが苦手な人もいるでしょうし、意見をまとめることに慣れていない人もいると思います。
そういった人におススメなのが、最初に夫婦で話し合う日を決めておくことです。「毎月の第一日曜日は家庭の決め事について話し合う」というように、あらかじめ日にちを決めておくんです。
今まで家族会議をする習慣もなかったのに、いざ問題が起こってから「じゃあ話し合おうぜ」と言い出すのは、なんか気恥ずかしいですよね。なかなか行動にも出せないと思います。
でも最初から予定に組み込んでおけば、スムーズに話し合いの場を持つことが可能です。
たとえ揉め事がなかったとしても、定期的に話し合う機会を持つ。
それを習慣にすることで、夫婦間に起こった問題を解決する機会を作れます。そして日頃から話し合うことで、今後に起こり得るトラブルも回避することができる。
とにかく面倒くさがらないこと。夫婦の問題を先送りしない
僕は自分の意見を言うのが苦手で「衝突するぐらいだったら自分が我慢をすればいい」と思ってしまう人間です。
同じように気が弱くてすぐに相手に合わせてしまう人も少なくないと思います。本音では反対してるのに「別にいいよ」と言ってみたり、意見があっても衝突を避けて言わなかったり。
でもそういった考え方は危険です。
どちらかが折れれば確かにその場は収まったかのように見えます。でもそれは問題解決を放棄して先延ばしにしているだけ。後々、大きなトラブルとなって必ずぶり返します。
トラブルというのは、時間が経てば経つほど解決しにくくなるものですよ。早期発見、早期解決が実は一番楽なんです。
これは友達の話なんですが、彼は嫁に内緒で借金を作ってたんですよ。
最初の段階で相談していれば少額の借金で済んでいたかもしれないのに、それを嫁に隠してました。
そして借金を隠すためにまた借金。その結果、一人では返しきれない多額な金額にまで膨れ上がってしまったんです。
最終的にどうしようもない状態になって嫁にバレました。隠そうとしたおかげで最悪なところにまで行ってしまったんです。
このように問題を先送りしても何も良い事はありません。
ビジネスの世界でも「悪い報告ほど早くしろ」と言いますよね。夫婦間の問題も面倒くさがらずに早めに解決していった方がいいんです。
「身内だから」という甘えは嫁との仲を悪化させる
夫婦仲を良くしていく上で、絶対にしてはいけないのは「嫁だからこれぐらい許してくれるだろ」という、身内に対しての甘えた態度です。
今どき嫁のことを自分の母親代わりとして扱う人はいないと思いますが、それでも「身内なんだから」という甘えを相手に押し付ける人は少なくないと思う。
実際、僕も振り返ってみると嫁に甘えていた部分がいろいろあった。
ブラック企業に勤めているのもそうです。
僕としては「仕事だから仕方ないだろ」と、家族の時間が持てないことを正当化していましたが、嫁からしたらそんなの関係ないですからね。「じゃあ転職してよ」としか思わない。
こちらが言い訳しても、それって単に自分だけの都合である場合が多い。それを「身内だから」ということで相手に合わさせるのはお門違いです。
嫁は他人。そして家族を守っていく上でのパートナー。自分の都合のために存在しているわけではありません。
それを念頭に置き、僕もこれからも嫁との夫婦生活を円滑に進めていきたいと思います。
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