悪い事ばかりじゃない?働いてみて分かったブラック企業のメリット

ブラック企業のメリット ブラック企業

あなたにとって、ブラック企業はどんなイメージですか?

  • 劣悪な労働環境
  • 理不尽なパワハラ上司
  • 慢性化している長時間労働
  • 低賃金で社員を搾取

百害あって一利なし。

ブラック企業は撲滅すべし!というのが世間の共通認識じゃないでしょうか。

 

実際、ブラック企業はデメリットだらけです。

プライベートの時間はないし、ムダなストレスは受けるし、給料は安いし、良い事なんて何にもない。

 

でもね。

そんなデメリットだらけのブラック企業ですが、少なからずメリットも存在します。

 

僕も働いてみて「これだけは普通の会社じゃ経験できなかったな~」と感じたことがいくつかありました。

今回は数少ないブラック企業のメリットについてお話しします。

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メリットその1.ストレス耐性が身に付く

やっぱり一番はこれでしょうね。

ブラック企業で働いていると、ストレスに対して強くなります。

  • 過重なノルマ
  • 上司からの怒号
  • 度重なる休日出勤

マジであり得ない経験をしたりしますからね。

自分の連絡ミスを僕のせいにされて、挙句の果てには罰金を払わされることもありました。

「俺の言ったことをお前が忘れてるだけだ!」ってそりゃねーよ。

 

このような環境のもとで仕事しているで、多少のことじゃヘコたれません。

友人と仕事の話をしても、僕からするとしょうもないことで悩んでたりするんですよね。

「毎日、家に帰るのが8時だよ。仕事ばっかりで生きてる気がしない」みたいな。

 

ちょ、お前めっちゃホワイトじゃん!それのどこがキツイのよ?

新庄剛志の歯より白いよ!

 

でも職場以外の人と話していると、本当に自分の環境の異常さがよく分る。

しかしそのおかげで、どの職場に転職しようとも「これぐらいどうってことねぇ!」と頑張れる気がします。

余計なストレスを感じる必要はないですが、精神的にタフになったのはメリットの一つだと思います。

メリットその2.立派な考え方になる

ブラック企業で働いていると、考え方だけは立派になります。

あくまで”考え方”だけね。

立派な人間になれるとは言ってない。

 

なぜそうなるかというと、日々、会社で精神論のシャワーを浴びせられているからです。

そして毎日のように人間性を磨くように言われているからです。

 

ブラック企業の社長は社員を会社にしばるために”言葉”を使います。

環境や会社の仕組みで人を引き付けようとするのではなく、言葉で言いくるめて働かせようという考え方です。

 

だから精神論・根性論が大好きなんですよね~。

やる気だけで売上が上がったら苦労しないっての。

 

あと人間性を説く言葉も好きです。

  • 思いやり
  • 優しさ
  • 気遣い
  • 感謝

ウチの社長もこのような言葉が大好きです。

本当にどの口が言ってんだよって感じ。

社員を奴隷のように働かせるお前からは、思いやりの「お」の字も感じないよ。

 

とまあ、本人はまったくもってのクズですが、言ってることだけは立派です。

言ってることだけが立派な人の説教を聞いてると、言われた本人も考え方だけは立派になっていきます。

行動は伴わないけどね。

 

でも感謝や謙虚さはホント大事なので、そのような考え方を身に付かせてくれたことだけは良かったです。

それがこの会社で活かされることはないでしょうが。

メリットその3.嫌なことも仕事して割り切れる

社会人をやってるとイヤな仕事の一つや二つ受けれないといけないこともあります。

  • 単純作業が苦手
  • 人と話すのが苦手
  • 文章作成が苦手

でも会社から「やれ」と言われれば、やらないといけない。

サラリーマンの辛いところです。

 

ちなみに僕は今の会社に入るまで、人見知りで人と話すのが苦手でした。

今でも人付き合いが苦手なのは変わりませんが、でも仕事となったら抵抗なく人と話すことができます。

 

それは会社のスパルタ指導によって「これも仕事だ」と割り切ることが出来るようになったからです。

言わば「仕事スイッチ」を押すことによって、普段の自分とは違う仕事モードの自分を発動させる感じ。

 

簡単に言ったら二重人格みたいなものです。

プライベートだったら「人と接するの面倒くせー」と思ってる僕でも、仕事となれば率先して人と話すことができます。

 

お笑い芸人には「オン」と「オフ」があるといいますが、似たようなものですかね。

このような切り替えは、普通の会社に働いていてはできなかったと思います。

 

うちの会社は上司からの叱咤激励が激しく、時には鉄拳制裁をくらうこともありました。

激しい指導の中、社員はいかなる時も仕事を優先する『仕事人間』に無理やり変換させられていきます。

 

おかげで嫌な仕事でも抵抗なく「頑張ります」と受け入れられるようになりました。

メリットとは言えないかもしれませんが、転職を考えてる僕にとってはどのような仕事も受け入れようとする考え方は長所になると思います。

ブラック企業は自分を変えたい人にとってはいいかもしれない

以上、3つが僕がブラック企業で働いていて、唯一良かったと思える点ですね。

いずれも普通の会社で働いていては身に付かなかったかもしれません。

 

自分を変えるのって苦痛ですから、自ら進んで考え方や行動を矯正することって難しいです。

やっぱり人って楽をしたい生き物だし、自分の負担になることはしたくないですからね。

 

でもブラック企業は強制的にそこをぶっ壊してくるので、嫌でも人間変わります。

自分で変われるに越したことはないですが、修行と思って一時身を置くのも良いかもしれませんね。

そのまま会社に染まるのは絶対におススメできないですが。

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