社会人の皆さま、今の過酷なビジネスライフをいかがお過ごしでしょうか?
え?こんな会社やってられるかって?
分りますよ~、僕が働いてる会社も労基法上等のブラック企業ですからね。
パワハラ・モラハラは当然のように横行していて、理不尽なことで怒られまくりです。
毎日がストレスの連続ですよ。
さて、ブラック企業と一口に言っても、その特徴はたくさんあります。
しかしその中でも、社畜だからこそ共感できる特徴ってありますよね。
俗に言う『ブラック企業あるある』です。
我が社にもブラック企業あるあるはたくさんありますよ~。
今回は僕が実際に経験してきたブラック企業あるあるについてお話しします。
もしこれに共感できる項目がいくつもあったなら、あなたが働いている会社はヤバいです。
今すぐ転職することをお勧めします。
ブラック企業あるある・基本編
では早速、紹介させていただきましょう。
まずはブラック企業あるあるの中でもよく耳にする基本編からです。
僕の実体験と共に紹介させていただきます。
『定時』という概念がない
長時間労働というと、代表的なブラック企業あるあるの一つ。
家に帰るのは毎日夜中なんていう人も多いんじゃないでしょうか。
今日もどこからともなく「また残業かよ~」なんて不満が聞こえてきそうです。
もちろんウチの会社にも長時間労働は蔓延しています。
しかし我が社には残業に対して不満を言う社員はいません。
なぜなら、そもそも『定時』という概念がないからです。
ウチの会社って終業時間が決まってないんですよ。
仕事が終わったときが終業時間。終らなければ、終わるまで仕事です。
「じゃあ、終わったらそれだけ早く帰られるの?」と言えば、そういうこともありません。
早く終わったら、その分、新しい仕事を押し付けられます。
どちらにしても地獄が待っているわけです。
そのおかげで別の問題も発生しています。
どうせ夜中にしか帰れないので、社員が手を抜いて仕事を終わらせる時間を調整するようになるんですね。
おかげで作業効率はダダ下がり。
みんな頑張って仕事を早く終わらせようなんて気はサラサラありません。
でもウチの社長って、社員が長時間働いていればそれで満足するようなダメ経営者なので、形だけの仕事になっていることに気付いてないんですよね。
アホ丸出しです。
残業代が出ない
最近ではサビ残、みなし残業という、残業に関しての言葉をよく耳にするようなりました。
定時以降の時間を無給で働かせることが問題になってきています。
でも定時という概念がない当社では、残業という概念もありません。
なにせ「仕事が終わったときが終業時間」ですから。
残業という概念がないのだから、残業代はもちろん出ません。
いまだかつて1円たりとも出たことがありません。
試しに残業代が出ると仮定してざっくりと計算してみたら、月に28万円以上もらえる計算になった。
基本給より多いじゃん。
でも考えてみたら法定労働時間の倍ぐらい働いてるからそうなるよね。
機会損失~。
有給なんて都市伝説
勤労の精神が根強い日本では、休みを取ることが悪いことのようにとらわれがちです。
ブラック企業じゃなくても、有給を取りにくいという会社はよく耳にしますよね。
ウチの会社も当然のように有給はありません。
「取りにくい」どころか、有給というシステムが存在しません。
まさに有給なんて都市伝説。「何それ?おいしいの?」状態です。
僕は今の会社で10年ほど働いてますが、有給取らせてもらったのは4日だけですね。
本当に身近な人の冠婚葬祭に参加するために4日間だけ休ませてもらいました。
しかもその内の1日は自分の結婚式です。
自分の結婚式ですら1日しか休めないってどんだけ?
同僚の社員なんて、親の葬式でも2日しか休めませんでしたよ。
実家に帰るだけでも半日かかるほどの田舎なのに。
本当に社員を大切にしないロクでもない会社ですよ。
改めてクソだと思う。
朝礼で気合注入
ブラック企業はとにかく気合を大事にします。
資格も知識もないバカばっかりなので、とりあえず気合で乗り越えようとする考えです。
朝礼では大声で社員を叱咤激励。
気合を注入します。
みたいな。
上司はとにかく大声で怒鳴る。部下は気合で返す。
このような朝礼が毎日行なわれます。
近所迷惑がハンパない。
あと、ほぼ無理やり言わされてる感があるその日の目標ですが、達成できなかったら激詰めです。
「お前が言ったことだろうが!!責任とれよ!!」てな感じです。
このような茶番が日常的に繰り広げられているのがブラック企業なんです。
社員のテンションが異常に高い
何でも気合で乗り越えようとするブラック企業。
社員は常に気合を入れておくように上司から強要されます。
少しでも元気がなさそうな姿を見せれば激詰め。
「ヤル気あるのか?ゴラァー!!」です。
なので社員は、上辺だけでも気合が入っているところを見せ続けないといけません。
返事は元気に「ハイ!!」
振られた仕事には「頑張ります!!」
無理めなノルマにも「できます!!」
上司が言うことには、すべて元気に肯定することを義務付けられているんです。
あいさつするときも、いちいちテンション高いです。
「おざーす!!(おはようございます)」
「あざーす!!(ありがとうございます)」
「おざっす!!(お疲れ様です)」
もはや何言ってるか分りません。
とりあえず「ざーす」とだけ言っとけば、ウチの会社ではあいさつが成立します。
急に社員が会社に来なくなる
入社するときはスンナリと入れるブラック企業。
でも辞めるときは一苦労です。
辞められたら困るのでガンガン引き止めにきます。
僕なんか「辞めたい」と言ったら、ぶん殴られましたからね。
てか、辞めさせたくないんだったら労働条件を良くしろよ。
辞めさせない上にコキ使い続けたいとか、お前の都合ばかりがまかり通るわけねーだろバーカ。
まあ、心の中ではそう思っていますが、言葉の通じないモンスターにそれを言えば話がややこしくなるだけなので、言いません。
「すいません、辞めさせてください」と丁寧に話します。
でも結局、しつこい引き止めにあって辞められないんですよ。
話して辞められないので、最終的に飛ぶしかないんですよね。
『必殺!!バックレの術!!』です。
唐突に会社に行かなくなり、連絡もとりません。
そのままフェードアウトです。
というか、ウチの会社で円満退社を見たことがない。
何かしら揉めます。決してスムーズには辞められない。
今までに揉めてきた社員を見てきたら、そりゃ飛びたくもなりますよね。
絶対、キレイに辞められないんですから。
また、入社翌日に来なくなるパターンも多いです。
入社してみたはいいけど、あまりにも労働環境が悪いので「やっぱり、やーめた」となるケースです。
まあ正常な神経の持ち主だったら飛ぶわな。
ブラック企業では、急に人が来なくなることが本当に多い。
社長は神様
社長のワンマン経営の中小企業は、得てしてブラック企業になりやすいです。
ウチの会社もこのパターン。
社員の意見には一切、耳を傾けず、己の欲望のままに会社を私物化する。
結果、社員は低賃金で長時間労働を強いられることになります。
社長は雇用者である強みをフル活用。
従業員は雇われてる身であるがゆえに、逆らうことができません。
ウチの社長なんて本当に神様扱いですよ。
社長が「カラスは白い」と言えば白になるんです。
揶揄ではなくマジで。
例えばウチの社長は、3歩歩けば物事を忘れるような鳥並の記憶力なので、言うことがコロコロ変わります。
なので、命令された業務が数分後には全く別の話に変わってることがよくあるんです。
しかも最悪なことに、そういった場合、こっちが悪いことになってるんですよ。
「指示した事と違うだろうが!」みたいに理不尽にキレられるんです。
もしこのようにキレられたら、あなたならどうしますか?
「いや、先ほど社長が指示されたので...」と反論するでしょうか?
けどウチの会社はそんな反論は通じません。
「いつ言った?証拠を出せ!何か記録に取ってるのか!?」とさらにキレられます。
意見を言うとこのような調子なので、社員はもはや面倒くさがって反論しません。
見当違いなことでキレられてもハイハイ謝って、嵐が通り過ぎるのを待つだけです。
結果、社長の言うことには全て「YES」。
そして社長が「白」と言えばカラスも白くなるような会社の出来上がりです。
ウチの会社の社長はマジで神様。
全ての傍若無人ぶりが許されています。
ブラック企業あるある『特別編』へ続く
さて、我が社のブラック企業あるあるをお話ししましたがいかがでしたでしょうか?
「俺の会社でもあるある」なんて共感してる場合じゃないですよ。
もし当てはまるようだったら、その会社はヤバいので逃げる準備をしましょう。
引き続き『特別編』を紹介しようと思いましたが、基本編だけでも思った以上に長くなったので、また次回、紹介させていただきます。
今回のような定番のあるあるネタじゃなくて、さらにドス黒い我が社のブラック企業あるあるをお楽しみに。
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